3章 ASF1-30専用メニュー

本章では、ASF1-30を接続したときの専用メニューについて説明します。

3.1 CE8000-40の仕様

ASF1-30を接続すると、CE8000-40のタッチパネルにASF1-30専用の機能が表示されたり、CE8000-40の一部機能が制限されたりします。

ここでは、ASF1-30専用メニューについて説明します。
CE8000-40共通メニューについては、CE8000シリーズの取扱説明書を参照してください。

メディア選択画面

「シート」は、シート紙をセットする場合に選択します。

「シート」は、CE8000-40にメディアがセットされている場合に表示されます。

「ASF」は、ASF1-30からメディアを給紙する場合に選択します。


● ASF1-30を接続している場合、「ロール1」と「ロール2」は、使用できません。

● 「ASF」は、CE8000-40にメディアがセットされていない場合に表示されます。


レディ画面右上のアイコン(ASF1-30接続の目印)

ASF1-30を接続している場合、ホーム画面の右上にASFアイコンが表示されます。


「ASF」アイコンが表示されない場合は、CE8000-40とASF1-30の接続に問題がないか確認してください。


ASFメニュー

ASF1-30を接続している場合、メニュー画面にASFメニューが表示されます。

操作方法

1 アイコンを押します。

2 [ASF]メニューが表示されます。


「MEDIA」アイコンが「ASF」アイコンに置き換わります。
ASF1-30を接続している場合、「MEDIA」メニュー内の設定は使用できません。


QUICKメニュー LOAD/EJECT

ASF1-30を接続している場合、QUICKメニューに「LOAD」アイコンまたは、「EJECT」アイコンが表示されます。


メディアがセットされていない場合は、「LOAD」アイコンが表示されます。

メディアがセットされている場合は、「EJECT」アイコンが表示されます。


ASF1-30からメディアを給紙する場合

操作方法

1 アイコンを押します。

2 LOADアイコンを押します。

セットされたメディアを排出する場合

操作方法

1 アイコンを押します。

2 EJCTアイコンを押します。

CE8000-40 プッシュローラーの詳細位置調整

操作方法

1 ASFにメディアをセットします


詳しくは「2.2 メディアのセット」を参照してください。


2 CE8000-40のメディアセットレバーを下げ、ASF1-30のプッシュローラー位置表示に合わせてCE8000-40のプッシュローラー位置を調整します。


CE8000-40のメディアセットレバーの操作方法とプッシュローラーの位置調整方法は、CE8000シリーズの取扱説明書を参照してください。


3 CE8000-40のメディアセットレバーを上げて、「メディアセット方法選択」画面でASFを選択します

4 アイコンを押します。

5 [LOAD]を押します

6 POSITIONキー◀キーを押して、ツールキャリッジをプッシュローラーが見える位置まで移動させます

7 プッシュローラーの位置を確認します。
プッシュローラーの位置を調整したい場合は、メディアセットレバーを下げてから
調整します

8 調整が完了したらメディアを取ります

QUICK MENU ORIGIN

ASF1-30を接続している場合、[ORIGN]は、無効になります。

QUICK MENU COPY

ASF1-30を接続している場合、[COPY]メニューの「メディア交換モード」は、変更できません。
常時[ON]として動作します。

排出速度設定

排出速度が「標準」の場合、メディアの反りや硬さにより、メディアが排紙トレイに収まらないことがあります。その場合は、排出速度を「低速」に設定して使用します。

操作方法

1 アイコンを押します。

2 [ASF]を押します。

3 排出速度]を押します。

4 使用する排出速度を押します。

5 アイコンを押します。

ホーム画面に戻ります。

3.2 付属ソフトウェアの仕様

ASF1-30を接続機種として選択すると、弊社カッティングプロッター用ソフトウェア(Cutting Master 5/Graphtec Studio 2)にASF1-30専用の機能が表示されます。

ここでは、ASF1-30専用メニューについて説明します。
CE8000-40共通メニューについては、弊社カッティングプロッター用ソフトウェア(Cutting Master 5/Graphtec Studio 2)の取扱説明書を参照してください。

機種選択画面

ASF1-30を接続した場合は、「CE8000-40+ASF1」を選択します。

トンボ作成オプション

トンボ画面で[オートシートフィーダー(ASF)を使用する]を指定すると、ASF1-30用の設定が画面に反映されます。

ASF1-30で使用できないトンボやバーコードが作成されることを前もって防止することができます。

トンボ第1マークの位置指定オプション

カット画面で[トンボ読み取り開始位置を指定する]を指定すると、トンボカットを開始した時、自動的にトンボ第1マークの位置に移動してスキャンをします。

[トンボ原点印刷位置X (およびY)]には、デザインドキュメント上の第1トンボ位置がデフォルトとして設定されます。


CE8000シリーズの取扱説明書で規定された位置にプッシュローラーがセットされていることを前提として動作します。
第1マークのスキャンに失敗する場合は、[トンボ原点印刷位置X (およびY)]の値を調整してください。


4点トンボの2点読みオプション

カット画面で[2枚目から2点のみ検出する (4点→2点)]を指定すると、1枚目は4点すべてのトンボをスキャンし、2枚目以降は2点のトンボのみをスキャンします。

2枚目以降のカットには、1枚目の補正が適用されます。

この機能は、連続運転や本体コピーなど同じデータを繰り返しカットする場合に適用されます。

連続運転のメール通知オプション

「Data Link Server設定」画面で[メール通知機能を使用する]を指定すると、「Data Link Server」を使用した連続運転が停止したとき、指定した宛先にメール通知をします。

メディアが無くなり連続運転が終了した場合やトンボスキャンの失敗などで連続運転が一時停止した場合にメールが送信されます。

トンボを利用したカットの基本的なワークフロー

操作方法

1 Cutting Master 5/Graphtec Studio 2取扱説明書の「カットしてみよう」-「トンボを利用したカットの基本的なワークフロー」を参照して、「STEP 3」までの作業を進めます。

2 「STEP 4」の操作方法は、以下の手順で進めます。

1. 印刷したメディアをASF1-30にセットします。

2. メディアセットレバーを上げます。

3. [ASF]を押します。

4. レディ画面になります。

5. 「STEP 4」の操作方法「3」以降の操作を行います。


同じデータを繰り返しカットする場合は、カット枚数を指定します。

ソフトウェアからカット枚数を指定する場合は、[一般]タブの[ジョブの繰り返し]で設定します。

CE8000-40からカット枚数を指定する場合は、コピー機能で設定します。

CE8000-40のコピー機能は、CE8000シリーズの取扱説明書(4.2 コピー(繰り返し作図・カット)-メディア交換モードがONの場合)を参照してください。

CE8000-40のコピー機能を使用する場合は、Cutting Master 5/Graphtec Studio 2のカット枚数は「1」に設定してください。


バーコードを利用したカットの基本的なワークフロー

「標準」バーコードは、使用することができません。

「連続運転」バーコードを選択して、「バーコードの位置」を「先端のみ」に設定して使用してください。


「ロール紙」バーコードは、「連続運転」バーコードに名称変更しました。


Data Link 機能(バーコードを使用した連続運転) のワークフロー

操作方法

1 Cutting Master 5/Graphtec Studio 2取扱説明書の「カットしてみよう」-「Data Link 機能(バーコードを使用した連続運転) のワークフロー」を参照して、「STEP 5」までの作業を進めます。

2 STEP 6」の操作方法は、以下の手順で進めます。

1. ]アイコンを押します。

2. [LINK]を押します。

3. [接続先]を押します。

4. Data Link Serverとカッティングプロッターを接続しているインターフェイスを選択します。

5. ]アイコンを押します。

ホーム画面に戻ります。

3 STEP 7」の操作方法は、以下の手順で進めます。

1. 印刷したメディアをASF1-30にセットします。

2. ]アイコンを押します。

ASF1-30からメディアが給紙されます。

バーコードの検出が始まり、該当するデータをData Link Server から読み出します。

トンボの検出が始まり、全てのトンボを検出し終えるとカットを開始します。


● 連続運転の終了時(ASF1-30にセットしたメディアが無くなった時)にブザー音が鳴ります。

● 連続運転を行う場合、スタートマークの位置はデフォルトを推奨します。
スタートマークのスキャンに失敗する場合は、スタートマークの印刷位置を調整してください。