2章 使用方法

この章では、ASF1-30の使用方法について説明します。

2.1 メディアの準備

使用できるメディア

ASF1-30では、以下のメディアが使用可能です。

● レーザープリンタ用シート紙(厚み 0.15~0.23mm)


セットできるメディアは、最大150枚または最大積載高さ30mmまでです。


ASF1-30では、以下のメディアサイズが使用可能です。

●A3ノビ

●A3

●A4

●レター


これ以外のメディアサイズもセットできますが、用紙ガイド、プッシュローラー位置の保証対象外になります。



● ASF1-30を使用している場合、カッティング用台紙は使用できません。

● メディアが静電気等で帯電していると、搬送音が大きくなったり、うまく搬送が行えなかったりすることがあります。よくさばいてからセットしてください。
印刷により帯電しやすいメディアはメディア搬送不良の原因になります。

● メディアの端がきれいに揃っていないと、トンボが読み取れなくなることがあります。
きれいに揃えてからセットしてください。

● 反りのある場合は、逆向きに丸める等で、反りを直してからセットしてください。

● プリンタの種類やメディアによっては、印刷すると反りが発生することがあります。
手差し給紙で、1 枚ずつ印刷してください。

● メディアの向きは、必ず縦方向にセットしてください。
異なる種類やサイズのメディアを混ぜての使用はできません。

● セットできるメディアは、最⼤150枚または最⼤積載⾼さ30mm までとなります。

● メディアは、湿度により吸湿と放湿を繰り返します。吸湿によって紙が反ったり、ホコリが付いたりするため、使用しない時はパッケージに戻して高温高湿・直射日光を避けて保管してください。

● インクジェット用の表面処理が両面に施されたメディアは使用しないでください。
ローラーに汚れが付着しメディア搬送不良が発生する可能性があります。
ローラーに汚れが付着した場合はローラーの清掃を実施してください。


使用できないメディア

ASF1-30では、以下のメディアを使用できません。

●折れている/反りがある/しわが付いているメディア

●濡れているメディア

●薄すぎる(厚み0.15mm未満)メディア

●厚すぎる(厚み0.23mm以上)メディア

●静電気の発生しやすいメディア

●表面に粘着性のあるメディア

●穴の空いているメディア

●表面にラメ等が付いているメディア

●カット済みのメディア

●柔らかく、張りの無いメディア

例:浮きや反りのあるメディアのイメージ

2.2 メディアのセット

A4サイズおよびレターサイズのメディアセット手順

1 トップカバーを開きます。

2 用紙ガイドA・B・Cを青矢印方向に動かします。


用紙ガイドAは端までいっぱいに動かしてください。


3 メディアを用紙ガイドAに合わせ、奥に突き当たるまでしっかりセットします。


メディアはよくさばいてからセットしてください。


4 用紙ガイドB・Cをメディアに合わせて調整します。

5 トップカバーを閉めます。


用紙ガイドとメディアに隙間があるとメディアが斜めに搬送され、カット不良の原因になります。
各用紙ガイドはメディアに押し付けてセットしてください。


 

A3サイズおよびA3ノビサイズのメディアセット手順

1 トップカバーを開きます。

2 用紙ガイドA・B・Cを青矢印方向に動かします。


用紙ガイドBは端までいっぱいに動かしてください。


3 メディアを用紙ガイドBに合わせ、奥に突き当たるまでしっかりセットします。


メディアはよくさばいてからセットしてください。


4 用紙ガイドA・Cをメディアに合わせて調整します。

5 トップカバーを閉めます。


用紙ガイドとメディアに隙間があるとメディアが斜めに搬送され、カット不良の原因になります。
各用紙ガイドはメディアに押し付けてセットしてください。


2.3 プッシュローラーの位置調整

CE8000-40のメディアセットレバーを下げ、ASF1-30のプッシュローラー位置表示に合わせてCE8000-40のプッシュローラー位置を調整します。


CE8000-40のメディアセットレバーの操作方法とプッシュローラーの位置調整方法は、CE8000シリーズの取扱説明書を参照してください。


プッシュローラー位置 A4の場合

プッシュローラー位置 A3の場合

2.4 プッシュローラーの詳細位置調整

メディアが柔らかい等の要因によりメディアの斜行が発生し、トンボが読み取れない場合は、以下の手順で

プッシュローラーの位置を調整してください。


● ASF1-30では、トンボサイズ15mm以上を推奨しています。

● CE8000-40のメディアセットレバーの操作方法とプッシュローラーの位置調整方法は、CE8000シリーズの取扱説明書を参照してください。


1 CE8000-40のメディアセットレバーを下げた状態で、ASF1-30のメディア搬送ハンドルを矢印の方向に回してメディアをCE8000-40まで搬送します。


● メディアはプッシュローラーの下まで搬送してください。搬送しすぎるとメディアが斜行し、正しくプッシュローラーの位置が調整できなくなります。

● メディア搬送ハンドルはこの方向以外には回りません。


2 メディアの端とプッシュローラーの端が5mmになるようにプッシュローラーの位置を調整します。

3 プッシュローラーの位置を調整後にメディア搬送ハンドルを回してメディアを排出します。


メディア搬送ハンドルを使用してメディアを搬送するほか、メディアの給紙、排出機能を使用してもメディアをセット、排出して調整ができます。

詳しくは「3.1 CE8000-40の仕様」-「QUICKメニュー LOAD/EJECT」を参照してください。


2.5 ASF1-30の取り外し

CE8000-40の電源スイッチがオフ(“○”側)になっていることを確認してください。

1 延長トレイのツメを押しツメのロックを解除しながら、延長トレイを引き抜きます。


必ずツメのロックを解除して引き抜いてください。無理な力をかけると、破損する恐れがあります。


2 ケーブルカバーを取り外します。
ASF1-30接続部カバー取付ネジを取り外し、ケーブルカバーを取り外します。

3 接続ケーブルを取り外します。


必ずコネクタのロックを外して引き抜いてください。無理に引き抜くと破損の原因になります。


4 ASF1-30固定フックを上に上げ、ASF1-30を後方に取り外します。

5 プラスドライバーを使用して、ASF1-30接続部カバーを取り付けます。